梅田のひき逃げ殺人、控訴棄却

2008年10月にJR大阪駅前の路上で会社員の鈴木源太郎さん(当時30)が車に約3㎞引きずられて死亡したひき逃げ事件で殺人などの罪に問われていた元飲食店従業員の吉田被告(26)に対する控訴審の判決が下された。

一審の大阪地裁による判決、「懲役15年」を支持し、被告側の控訴を棄却した。的場裁判長は、「極めて危険かつ残虐で、刑事責任は重大」と述べた。

当時の事故報道だが、4年前とはいえ鮮明に覚えている。大阪梅田は私が20代前半の頃に過ごした馴染み深い街だったこともあったのと、よく知る場所であまりに恐ろしい事故が起こったことが印象的だったのだ。

事件当時、吉田被告はキャバクラなど3軒で酒を飲んでいたことが判明している。その結果が飲酒運転に加え、無免許で運転しひき逃げしたというどうしようもない犯行を引き起こした。

ひき逃げした車は、当時吉田被告が勤めていた飲食店で業務に使用されていた車。その車は社員も数名使用していたが、そのうちの1人が行方不明になってた。それが吉田被告だった。

吉田被告は「飲酒して無免許だったので、警察に捕まると困るので逃げた」と供述。あまりにも身勝手な言い分を述べた。

死亡した鈴木さんの妻は、事件当時第2子を妊娠していたそうだ。しかし、事故の2か月後に主産した長女は後2週間後に亡くなる。

事件当日に鈴木さんを「バイバイ」で送り出した長男は、父親の死にショックを受け「バイバイ」ができなくなった。妻が目を閉じると、泣きながら起こす。将来の夢を尋ねても「お仕事をしたら死ぬから、したくない」としか答えなくなった。

また、自身も「長女を守ることもできなかった」と自分を責め、パニック発作と鬱症状に襲われる日が続いた。

この事故による傷は、深く大きい。

被告が私たちを理解する日は永遠に来ない、一審の公判でそう語った鈴木さんの妻の言葉が印象的で重くのし掛かった。

こんなニュースを見た日は本当に落ち込まずにはいられない。
きっと私だけでなく、落ち込まない人はあまりいないのではないだろうか。

そしたら少しは、心が落ち着くかも知れない。

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